2003/04/某日

落札

     モニターの前で、額に指を当てて考える。
    正直、悩んでいた。
    そう、ヤフオクで何気なく見ていた出品物に、異常なまでに興味を注がれていた。
    プジョー306S16、5F、現在価格10万円。
    普段の自分なら『無駄な金使うなよ〜』と抑制がかかるのだが、何故か今回はその傾向が無かった。

     実はこの数日前から足で使える車を買うか、本気で迷っていたんです。
    まぁこの辺は色んな事情があってなのですが、とりあえず荷物も載せられて、人も乗せられる車が欲しかったんですよ。
    カリフは2シーターだから人を乗せるには不向きですんで。

     で、当初は軽を考えていたんですけど、これが如何せん高価でして、とてもじゃないですけど手が出ない。
    旧規格の軽はちょっと嫌だったし。
    で、狙い目をリッタークラスで考えていたんですが、これがなかなか出物と当たらないんですよ。
    マーチとかスターレット辺りで絞ってみても、なんとも微妙な具合。
    で、暇つぶしにヤフオク見てたら、コイツに出会ってしまった訳です。

     元々イタ車に乗る前、ダートをやっていたんですけど、WRCに憧れていた訳ですよ。
    ランチアデルタやマツダ323ターボ、プジョーの205なんかが全盛の頃もそうだし、デルタS4や205T16、アウディクワトロ
    が狂い咲きしていたグループBも勿論好きでした。
    そんな中で、近年のWRC、F2クラスで台頭を張っていたのがプジョー306キットカー。
    F・デルクールがランエボやインプレッサを、追い抜いてトップを走った姿は、画面越しでもかっこよくて。
    勿論ターマックの上でしか勝つことが出来なかったけど、ある意味FFでもこれだけ走れるんだという事を証明したんじゃない
    でしょうか。

     まぁそんな訳で306を見つけてしまったんですよ、格安で。
    まぁ値段的に考えれば問題を持っていて当然な感じなんですよね。
    でも足と割り切って考えれば、それ位いいかなぁ〜などとも思ってしまう訳ですよ。
    何よりバルケッタ以来のFFだし、ハッチバックは所有したことが無いのもあったし、それに『ラテン・ホットハッチ』と呼ばれた
    この車に乗ってみたい、という欲望があったのもまた事実。

     結局考えても決まらないので、一つの決断をしました。
    落札時間が、早朝の3時40分。
    もしこの時間に起きれたら、それが運命なんだという事で買おう。
    起きれなかったら、きっと縁が無かったんだと思って諦めよう。
    と決心して、ベッドで睡眠。

     次に目が覚めた時間は午前3時20分。
    こりゃもう、買えってお釈迦様が言ってるんだな(笑)
    という事で頑張って落札してしまいました(笑)
    最終的な金額は16万2千円。
    まぁ車検やら何やらでトータル40万コースだろうなぁ〜と思う。

    果たして安い買い物だったか否か…(笑)